花粉症や鼻炎で鼻声の人が、3分で通る声になる!

花粉症で鼻声になりがちな季節…
ボイストレーナーの方がオススメする声が通る方法!

ちょっとやってみようかな。

 

こんにちは、ボイストレーナーの司拓也です。

この時期、花粉症に悩んでいる方はたくさんいるでしょう。今や日本人の5人から6人がかかっていると言われる、まさに「国民病」。なんとかしたいと思う方も多いですね。

鼻炎薬を飲んで、鼻水、鼻づまりを止めて乗り切ろうとする人がいますが、それではうまくいきません。薬の副作用で頭がぼーっとしてしまっては大事なプレゼンや、スピーチで頭が回らず思わぬ失敗を招いてしまいます。

そこで、「花粉症の鼻づまりで声が通らない」「聞き返される」人でも、通る声で話せるようになる方法を3つご紹介しましょう。

 

1.舌を前後左右に軽く引っ張りながら1分間声を出す「舌プルトレーニング」
① 顔を正面に向けて、ハンカチなどで舌の先をつまむ。
② 痛くならない程度に、舌を真正面に引っ張って5秒静止。
③ 真ん中にある舌を右にずらして5秒静止。
④ 舌を真ん中に戻し、左にずらして5秒静止。
⑤ 舌を真ん中に戻し、上にずらして5秒静止。
⑥ 舌を真ん中に戻し、下にずらして5秒静止。

2.握りこぶしの中に、息を吹き込むことを繰り返すだけで、1分で大きな声が楽に出せるようになる腹式発声が身につく「エア風船トレーニング」
① 親指を人差し指・中指に重ねて円をつくる感じで軽く握り、それをもう一方の手で包むようにして、口の少し下に置く。
② 鼻から息を吸う。
③ ①の手でつくった穴のなかに、力強くスーッと吐き出す。

3.猫の鳴き声で朗読するだけで、1分で、聞き返されない通る声が身につく「裏声朗読トレーニング」
猫の鳴き声のように、文章を「ニャニャニャ」と読むトレーニング法です。
ノドが簡単に開き、すぐに通る声を出せるようになります。
可能な限り高い声で、少し裏声に近い声を出すのがポイントです。

ここでは下の、芥川龍之介『蜘蛛の糸』の冒頭の文章を使ってみます。

「ある日の事でございます。御釈迦様は極楽の 蓮池のふちを独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。」

まずは図のように、最初は一文字ごとに口を開いて「ニャニャニャ……」と読んでみます。それから、ふつうに元の文章を読む、という手順です。

――いかがでしょう。花粉症に苦しんでいる方は、是非お試しください。

 

【書籍詳細】

『超一流の人が秘密にしたがる「声と話し方の教科書」』
司 拓也・著
2019年1月23日発売
ISBN978-4-334- 95072-9 四六判ソフトカバー
定価1400円+税

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